RIOの日記

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アメリカと日本の映画鑑賞の違い

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アメリカ駐在期間中は、ほぼ毎週のように映画館で映画を見ました。

そこで気付いた日本とアメリカの違いをご紹介したいと思います。

文化が違えば映画鑑賞の文化マナーも違って面白い!

 

日本のいいところ

①基本的に、全席指定

日本はどんなタイプの上映も、全席指定の映画館が多い。

事前に好きな席を買っておいて、上映数分前に行っても良席が確保されている。

 

アメリカもIMAXなど特殊上映は基本的に全席指定だけど、それ以外は自由席というシアターも珍しくない。

そのため、公開したばかりの人気作品を見に行くときは早めに席をとっておかないと、いい席では見れない可能性が・・・。

②エンドロールの最後までゆっくり見れる

アメリカでは、エンドロールが始まると照明が明るくなって清掃員が入ってくることも普通です。

 

私がアメリカに来て最初に映画館で見た作品は「ラ・ラ・ランド」でした。

「本編素晴らしかったよ~涙 セブ~ミア~うぁ~~」

と一人感動にひたり、当然その流れでエンドロールも・・・と思っていたところ、急に場内が明るくなり、一気に現実に引き戻されました。

 

知らない人に「その席、見やすかった?」と話しかけられたりと、余韻とは程遠くニガイ思いをしたのが、私のアメリカ映画館デビューの出来事。

(もう慣れちゃいましたけどね)

ãMovie Creditãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

もちろん、エンドロールの途中に色々とおまけ映像が含まれている作品はズカズカと清掃員さんが入ってくることはありません。

でも、エンドロールの最後までゆっくり見たい派の人は戸惑うと思います。

 

その点日本では、もちろんエンドロール途中で帰る人やスマホチェックする人がちらほらいても、最後まで見たい人が居辛い雰囲気はないのが良いですね。

 

日本で時々起こるエンドロール論争は、アメリカ人にとってはびっくりなマナーなのかもしれません。

www.j-cast.com

 

③静かに鑑賞できる

日本の映画館では上映前に基本的に次のような細かい注意喚起がされます。

  • おしゃべり禁止
  • 音の出る食べ物禁止
  • 携帯電話の利用禁止
  • 前の席蹴るの禁止

だけどアメリカの映画館でそこまで細かくマナー喚起はされません。

ポップコーン大好きでみんな音立てながら食べるし、前の席に人がいなければ席のうえに靴履いたまま足置く人も普通にいるんです。

Girl in big cinema hall with popcorn Free Photo

衝撃的なシーンとかがあると、そこらじゅうから

Oh, my....

What?!

Wao...

とリアクションする声が聞こえてきます(笑)

 

面白ければ大声でゲラゲラ笑うし、つまらなければ途中で帰る。

なので、マナーに厳しい人がアメリカで映画見るとイラっとするかも。

④パンフレットやフライヤーがある

日本の映画館で当然のように売っているパンフレットや、宣伝のための公開予定の映画のチラシ、あれはアメリカにはありません。

パンフレットに近いものとしてエンタメや映画の雑誌があるけれど、映画館には置いてないのでスーパーや書店、Amazonなどで購入します。

アメリカのいいところ

①料金が安い

日本でも、レディースデイ・レイトショー・ファーストデーと割引制度が色々あるけれど、アメリカではよりお得に映画が見られます

 

私がよくいく映画館は、通常上映は基本的に12ドルくらい。

土日でも午前中の上映や、公開から日にちが経った作品は5ドルで見れることも珍しくありません。

 

また、日本は全国どこでも大手の映画館なら料金は同一だけれど、アメリカは同じ系列の映画館でも料金設定に差があります。

②アットホームな雰囲気

この点は「日本でのいいところ」の②の裏返しで、同じシアター内で鑑賞している人たちのリアクションが直接伝わってきます

「他の人はここが面白いのか」とか「あ、子供が楽しそうに笑ってる」とか、空間を共有することができて私はそれが楽しい!

 

あと、私が良く行く映画館では金曜の夜や週末には、家族や友人のグループ5~6人くらいで映画を見ることもとても多くて映画館自体がすごく繁盛していて映画という文化がすごく根付いていることが伝わってきてうらやましい。

 

③上映時期が遅れない

日本だけとりわけ公開時期が遅いという問題はずっと前から今も続いていて、海外ではブルーレイが発売されて映像配信も始まった頃にようやく日本の映画館で見れるということも多いですよね。

 

話題性のある作品ですらも数ヶ月遅れるわけで、「作品の評判がよくて実際に面白い作品」だけではあまり日本では公開してくれないのが現実。

毎年2月にあるアカデミー賞でノミネートされて注目を浴びるとようやく日本公開の動きが出て、1年以上経過してから日本の映画館で見られることもしばしば。

ãOscarãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

その点アメリカではタイムリーに気になる作品を見に行くことができます。

色々自分なりに感じたり考えたりしてからアカデミー賞の結果を迎えることができるので、「アカデミー賞ノミネート作品!」というレッテルを貼られない、先入観のないフェアな目で鑑賞できるのも、映画好きとしては嬉しいポイント。

④映画館の月額定額サービス「Movie Pass」

2017年に話題になったMovie Passというサービス、ご存知ですか?

毎日映画が「映画館で」見られる定額制サービス、月5500円から1100円に大幅値下げ | ZUU online

月額1100円を支払うことで、映画館で好きな映画を何本でも見ることが出来る、という映画ファンにとってはこれ以上なく嬉しいサービス。

 

初めてこのニュースを聞いたとき、耳を疑いました(笑)

月額1100円って、日本で映画一本見るより安いじゃん!

ãMovie passãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

サービス自体の素晴らしさ以上に、こういうサービスを生み出して世に送り出すところが日本とアメリカの映画産業の違いなのかもしれません。

 

もちろんMovie Passが抱える問題も多いでしょう。

でも産業全体の発展のため、新たなアイディアにトライするフットワークの軽さ積極性

やっぱりアメリカの企業はすごいな、と改めて感じたニュースでした。

日本とアメリカの違いアレコレ

日本のサラリーマンVSアメリカの営業マン

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